Rock'a'Diner Mitsuo

クリームソーダのように、甘く冷たい思い出

ダイナーmitsuoのこと

私mitsuoが個人的な趣味でやっている、仲間内でのお家スナック。
気合を入れた料理で、少し豪華な家飲みをしたいと思ったことから二年くらい前に始まりました。
月に一、二回の頻度で日曜日に開けていることが多いですが、開ける日はこのブログとツイッターフェイスブックで告知します。
その時々でゼミ単位、サークル単位、色んなコミュニティ毎にお客さんを呼んで開けています。


オープン時間は19時から24時ですが、人の入り方を見て朝まで開けていることが殆どです。
だけど夜遅くに騒ぐと近隣の迷惑になるので深夜は静かに楽しもう!
オープン中の飛び入り、退出は自由です。持ち込みも大歓迎!
業務用仕様になっていますが、ご要望があればキッチンもお貸しします(笑)

料理の内容は季節ごとに変わります。
そして季節メニューに加えてその日の材料次第でちょくちょく追加の献立があります。
基本的に中華料理系が多いですが、リクエストがあれば作れるものは作ります。

もちろん会費は材料代以外頂きません。人数にも拠りますが、だいたい毎回500円~1000円くらいです。
自分の持てる技術の全てを鍋と包丁に叩き込んで料理を作りますので、ダイナーを開けている日は是非皆さん遊びに来てください。

ダイナーとは言いつつイメージはスナックなので、ウイスキーやらワインやら日本酒やら、安酒ではありますが多数用意しております。
これはお金頂いてません。あっても飲まないものばっかりだから・・・(笑)

皆さんが遊びに来てくれるお陰でこんな趣味が続けていられるのだということに感謝しつつ、包丁を握り続けます。

北海道での営業は卒業まで続けます。

2016年度からは熊本市に移転して、レンタルキッチンでオープンに運営していきたいなぁ。

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2018年2月1日 追記

屋号をRock'a'Diner Mitsuoと改め、福岡県久留米市熊本県熊本市のレンタルキッチンで不定期営業をやっています。1950年代のアメリカンダイナーをイメージした、ロックンロールと西洋風中華料理がテーマの居酒屋食堂です。

営業する時はブログとツイッターフェイスブックで告知しますので、是非遊びに来て下さい。音楽好きの方、中華料理が好きな方、お酒が好きな方、面白いことをしてみたい方、どんな人でもウェルカムです。

あっ、ロックンロール、ロカビリーが好きな方は、営業が終わって一緒に飲みに行きましょう(笑)

看板

ダイナーmitsuo、目指すところはロックンロール食堂。

正式な屋号はRock'a'Diner mitsuo。

ロックンロールやブルースを料理で表現するなら…言い換えれば、音楽を聴覚だけではなく、五感で楽しんでもらうことに心を砕く。

 

かつて東京に伝説のロックンロール食堂、シンガポールナイトがあった。クリームソーダ山崎眞行氏が主宰する不思議な空間。お客を楽しませることが、彼にとって何よりの楽しみだったそうだ。

ある時、かの店への敬意と思慕を込めて、当時そこで使われていた銀食器をダイナーmitsuoの看板にあしらった。店のどこかに人知れず飾られた銀の匙たちがカウンターを見据える。看板なのに目立たない。

札幌での原点を忘れずに、人を楽しませることを無上の喜びとして、日常に、慶い事に、いつもどこかの場末でひっそりと包丁を握り続けていきたい。

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次の営業は、盂蘭盆会がちらちら顔を出す頃に福岡でやろうと思います。

東京

札幌を離れてから、北大の顔ぶれで集まって、また同じことが出来るとは思っていなかった。

きっかけは何気ない友人の一言、東京渋谷は道玄坂での一晩だった。

「mitsuoがまた炒飯作るぞ。東京で。」

 

札幌で暮らしていた頃の復刻を思い描いた企画で、個人的な思い入れも一入だった。

厨房付きの物件を貸し切り、大好きな仲間たちと一晩だけあの頃の夜へ立ち戻る。お家キッチン。それだけで私は小躍りする気持ちで、色とりどりの絵の具で心のキャンバスが満たされてゆく。

手拭いを腰に提げ、サロンを締める。いぶし銀に光るペティナイフの刀身には、札幌で暮らした嘗ての記憶が様々に混ざり合って映り蘇る。

私に出来る精一杯の旨い料理で、仲間の歓談を下支えするのが堪らない喜びだった。

 

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円い枠の中にスプーンとフォーク、檸檬を象った、ダイナーのシンボルマークを作ったのはこの晩だった。今生の折にふれ、鍋を振るう機会があることを願い乍ら。

熱い掌に握った冷んやりとした檸檬の手触りは、時に、のっぺりと織目の詰まったキャンバスを爆破する。

 

ダイナーmitsuo東京支店

平成31年3月16日 

冷たい時代のこと

朝焼けの書斎で、作家が文章を紡ぎ出す。

西陽のホテルで、料理人が献立を考える。

夕闇の文房では音楽家が曲を書く。

夜半のブルートレイン、車掌が日報を記す。

 

インクボトルにペン先をつけ、大切な人を想いながら、今日も一筆箋の上に筆を走らせる。

過ぎたものは、取り残されず去ってゆく。こんな時代だからこそ、見え隠れする温もりがあっても良いんじゃないか。

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雨の銀座通

酒が人を暴くと云うが、隠した本心を素直に開いてくれるのもまた酒に違いない。今夜は数少ない、そんな空気の夜だった。

 

木挽町の路地へ入り、静かな店でテーブルを挟む。

かつて頸丈に恋しかった女性は、今では良き飲み友達。仮相なんてどうでも良いと思っていたけれど、せめて今夜だけは格好良くありたい。そんな粧屋であれ、心だけは素直に打ち明けて話す夜もある。

 

旧来仲間との連絡が途絶えてしまうのが一番悲しいこと。

こんな時代だからこそ、私は知己の友人たちへ手紙を書く。何よりも大切な財産は、人と人との繋がりだから。くされ縁こそ大切に…。彼らとの縁が続くのは本当に有難いこと…。

 

小雨の降る中、二人で傘の下を歩きながら、ふと随想した徒事。 

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平成の冬が去ってゆく。

夏の朝にキャッチボールを

「ジンパ」

北大にゆかりのある人間なら、この一言に見え隠れする、のっぴきならない魅力に抗えない。気の置けない仲間同士で鍋を囲み、野菜を煮込んで羊肉を焼き、札クラの缶ビールを片手に、今か今かと頃合を見計らい…そして、「乾杯!」。

皆の人生があって、前に会った時から今までの人生に乾杯する。フイルムの一コマずつにそれぞれの思い出が続いている。

思い出は昔話と言うけれど、それは今を経て、未来へ続く線路の枕木の一つなんでしょう。楽しいし、苦しいし、恥ずかしくて、だけどやっぱり笑ってしまう。集まった仲間が多いなら、それに越したことはない。一つでも多く、花が咲けばそれで良い。

「皆とキャッチボールをするのが俺の今日の夢だから。」

札幌は円山公園だったな。青春の輝きは、いつだって親友の何気ない一言。今日の夢はいつだって見られる。毎日見ようと思えば、今日の夢。

 

夏の朝にキャッチボールを

寝ぼけたままナチュラルハイで

幸せになるのには別に誰の許可もいらない

 

「暴投ばっかりじゃねぇーか!」

「ごめんごめん。」

馬鹿に暑い夏の陽射が笑うのは、思い出の中だけじゃない。長い時間が過ぎようと、生きている限り必ずまた会える。

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北酒場の思い出

人が心に抱く故郷は二つある。生まれ育ち、自分を育んでくれた街と、ゴールデンエイジを過ごす街だ。

いつも心の中に活かしておきたい、大切な時代が誰にでもある。

中学高校や大学の青春時代、結婚をして子供が生まれた朱夏の希望、仕事に明け暮れながら子供を育てた白秋の頃、子供が巣立ち、夫婦水入らずで過ごした玄冬の時期あるいは…

 

札幌で同期が集まったのは、三年ぶりだった。

一人一人それぞれの進んだ道があり、思いや信念がある。歯を食いしばってでも、自分の畑を耕し続けている。

数年ぶりに会う仲間もいれば、ついこの間一緒に酒を飲んだ仲間もいる。皆の思いがぶつかり合い、和み合い、記憶は昇華して昔に立ち戻ってゆく。

“北の酒場通りには

長い髪の女が似合う”

懐深く付き合い上手なミス・レイディ。

“北の酒場通りには

涙もろい男が似合う”

ひょうきんで実直なミスター・ジェントルマン。

細川たかしの唄ではないが、全ての大切な仲間の名残が、きちんと札幌にはあった。ゴールデンエイジは一つに非ず。しかし思い出は永遠なれ。

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友たれ永く友たれ。愛しい故郷北海道、札幌よ。