Rock'a'Diner Mitsuo

クリームソーダのように、甘く冷たい思い出

北酒場の思い出

人が心に抱く故郷は二つある。生まれ育ち、自分を育んでくれた街と、ゴールデンエイジを過ごす街だ。

いつも心の中に活かしておきたい、大切な時代が誰にでもある。

中学高校や大学の青春時代、結婚をして子供が生まれた朱夏の希望、仕事に明け暮れながら子供を育てた白秋の頃、子供が巣立ち、夫婦水入らずで過ごした玄冬の時期あるいは…

 

札幌で同期が集まったのは、三年ぶりだった。

一人一人それぞれの進んだ道があり、思いや信念がある。歯を食いしばってでも、自分の畑を耕し続けている。

数年ぶりに会う仲間もいれば、ついこの間一緒に酒を飲んだ仲間もいる。皆の思いがぶつかり合い、和み合い、記憶は昇華して昔に立ち戻ってゆく。

“北の酒場通りには

長い髪の女が似合う”

懐深く付き合い上手なミス・レイディ。

“北の酒場通りには

涙もろい男が似合う”

ひょうきんで実直なミスター・ジェントルマン。

細川たかしの唄ではないが、全ての大切な仲間の名残が、きちんと札幌にはあった。ゴールデンエイジは一つに非ず。しかし思い出は永遠なれ。

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友たれ永く友たれ。愛しい故郷北海道、札幌よ。